SANU(サヌ)とは?月額55,000円で約32拠点215室を使えるサブスク別荘サービスを解説
「SANU(サヌ)」という名前は聞いたことがあるけれど、何のサービスなのか正確には知らない——そんな状態でここにたどり着いた方へ、本記事で分かりやすく解説します。
SANUは「月額55,000円で、全国32拠点215室の自然豊かなキャビンを利用できる」サブスク型のセカンドホームサービスです。
別荘を買うほどではないけれど、毎回ホテルを探すのも面倒——そんな人が「自分の場所」を持てる仕組みを提供しています。
この記事ではSANUの基本的な仕組み・料金・物件の雰囲気・向いている人まで、初心者が知りたいことをすべて整理します。
読み終えたとき「自分に合うかどうか」の判断材料がそろいます。
SANUとは何か?サービスの基本
まずSANUというサービスの全体像を把握します。
創業の背景とコンセプト(自然×サステナブル)
SANUは「Live with nature(自然と共に生きる)」というコンセプトのもと、2021年にサービスを開始した日本発のスタートアップです。
創業の背景には「都市と自然の分断」という問題意識があります。日本人の多くは自然の中に住みたいという欲求を持ちながら、仕事・教育・利便性のために都市に住み続けています。SANUはこの分断を解決するために「都市の自宅と自然の拠点の2拠点生活」を、月額サブスクで誰でも実現できる仕組みとして設計されました。
サービス開始から約2年半でMRR(月次経常収益)が30倍に成長し、開始855日間会員枠が満員状態を継続するほどの人気を集めています。
引用|SANU 2nd Home 公式
物件はすべて木を中心とした素材で建てられており、環境負荷の最小化を意識した設計です。
「サステナブルなライフスタイルを実践したい」という現代の価値観に、コンセプトレベルで応えるサービスです。
どんな人が使っているか(ユーザー像)
- 30〜40代の都市在住者(東京・大阪・名古屋など)
- 年収700万円以上の共働き夫婦・ファミリー
- 旅行・アウトドア・サウナ・自然が好き
- 「週末に自然の中でリセットしたい」という欲求がある
- 別荘を買うほどではないが、毎回ホテルを探すのが面倒
- サステナブルなライフスタイルへの関心がある
「所有するほどではないが、定期的に使える自分の場所がほしい」という層に強く刺さるサービスです。
SANUの仕組み・使い方
SANUの仕組みを把握します。
月額サブスク型の仕組み(会員権との違い)
| SANU 2nd Home | 別荘会員権(例:エクシブ) | |
|---|---|---|
| 形態 | 月額サブスク | 共有持分権または利用権 |
| 月額・年額 | 55,000円(個人) | 年間14万〜33万円(グレード別) |
| 初期費用 | ほぼなし | 数百万円〜1,000万円以上 |
| 所有権 | なし | 共有持分(利用権型はなし) |
| 解約 | 月単位で解約可能 | 手続き・制限あり |
| 利用可能拠点 | 全32拠点・約215室 | 系列施設を利用 |
SANUの最大の特徴は「初期費用ほぼゼロで始められる」点です。
月額55,000円で全国の拠点を使い始められるため、別荘会員権のような大きな初期投資が不要です。
拠点の種類とエリア一覧
SANUは全国32拠点215室(2025年時点)を展開しています。
- 首都圏近郊:山中湖・富士五湖・八ヶ岳・那須・伊豆
- 中部・信越:白馬・軽井沢・上高地周辺
- 関西近郊:琵琶湖周辺・丹後半島
- 九州:阿蘇・大分
- 北海道:ニセコ・洞爺湖周辺
エリアは関東近郊に集中しており、首都圏在住者が最も使いやすい設計になっています。
予約から利用までの流れ
- SANUの公式アプリまたはWebサイトで会員登録・入会手続き
- 月額55,000円の支払い開始(入会月は日割り)
- アプリから希望の拠点・日程を検索して予約(毎日正午に3ヶ月先の枠が解放)
- チェックイン当日にアプリでセルフチェックイン
- キャビンで滞在(清掃費3,300円/泊は別途発生)
- チェックアウト後は通常通り帰宅
※ プランや時期によって変更になる可能性があります。
鍵の受け渡しなどの煩わしい手続きがなく、アプリだけで完結するシンプルな設計です。
SANUの物件はどんな雰囲気か
SANUの「物件の雰囲気」こそが、他のサービスにない最大の差別化要素です。
建築・インテリアのこだわり
SANUの物件はすべて50㎡以上の木造キャビン型で設計されています。
外観・内装ともに木材を基調とし、「森の中に現れる小屋」というコンセプトが一貫しています。
- 床・壁・天井に自然素材(木材・石材)を多用
- 大きな窓から外の自然が見える設計
- ミニマルなインテリア(余計な装飾を省き、自然との対比を際立てる)
- キッチン完備(自炊可能)、バスルームも清潔感ある設計

「泊まったとき、東京のマンションにいる感覚と完全に違う空気感があった」という体験談は、空間設計の効果を示しています。
立地・自然環境の特徴
- 山・湖・海など自然豊かなロケーションのみ
- 都心から2〜3時間以内のアクセス(多くの拠点)
- 周辺に過度な商業施設がなく、自然に囲まれた環境
- 一部拠点ではアクティビティ(ハイキング・カヌー等)が隣接
「コンビニまで遠い」というデメリットの裏返しとして、徹底的に「自然の中にある」立地を優先しています。
実際の滞在体験イメージ
金曜夜に仕事を終えて車で2時間、山中湖の拠点に到着。
アプリでセルフチェックインして扉を開けると、木の香りと静寂が迎えてくれる。
翌朝は湖畔を散歩し、戻ってきてキャビンのキッチンでコーヒーを淹れる…
「毎週末これができる場所がある」という事実が、SANUを使い続ける理由になっています。
週末に非日常の体験を求めるのではなく、「自然の中の日常」を持つことがSANUのコンセプトです。
SANUが向いている人・向いていない人
向いている人のチェックリスト
以下に多く当てはまる人はSANUが向いています:
- 週末に都市から離れて自然の中でリセットしたい
- 月2回以上、週末に自然の場所へ行く習慣を作れそう
- 「いつもの場所に帰る」感覚を楽しめる
- 自炊・荷物の持参など「ホテルではなく家」という使い方に抵抗がない
- サステナブルなライフスタイルへの共感がある
- 月額55,000円を「体験への投資」として捉えられる
- 首都圏または関東近郊に住んでいる
向いていない人のパターン
- 月1回以下の利用しかイメージできない(コスパが合わない)
- 週末の予約競争にストレスを感じやすい
- アメニティや清掃品質をホテル水準で求める
- 資産として何かを残したい・収益化したい
- 関西以西に住んでいて拠点が遠い
- 月額の固定費が心理的・経済的に重い
SANUと他サービスの違い(簡易比較)
SANUとADDressの違い
| SANU | ADDress | |
|---|---|---|
| 月額料金 | 55,000円 | 9,800円〜44,000円 |
| 拠点数 | 32拠点・約215室 | 295カ所以上 |
| 想定される使い方 | 週末の自然リトリート | 多拠点生活・ノマド |
| 物件の特徴 | 高品質(統一コンセプト) | 多様(拠点ごとに差あり) |
コストを重視するならADDress、体験の質とプライベート感を重視するならSANUです。
詳しくはSANU vs ADDress比較記事をご覧ください。
SANUとNOT A HOTELの違い
| SANU | NOT A HOTEL | |
|---|---|---|
| 形態 | 月額サブスク | 不動産購入型 |
| 初期費用 | ほぼなし | 数千万円〜 |
| 所有権 | なし | あり(物件による) |
| 資産性 | なし | あり |
SANUは「気軽に始められる体験型」、NOT A HOTELは「所有権のある不動産型」という根本的な違いがあります。
詳しくはNOT A HOTEL vs SANU比較記事をご覧ください。
まとめ
- SANUは月額55,000円のサブスク型セカンドホームサービス。全国32拠点215室の木造キャビンを利用できる
- 「自然の中に第二の家を持つ」というコンセプトで、週末に自然の中でリセットしたい都市生活者向け
- 物件の雰囲気・立地への満足度は高いが、予約競争と月額コストの固定化がデメリット
- 体験だけでなく資産性も求めるなら、COCO VILLAのような所有権型サービスも選択肢のひとつ
▼COCO VILLAとは
COCO VILLAは、別荘を「所有」と「活用」の両立で考える新しい不動産投資の仕組みです。
仕組みや特徴、どんな人に向いているのかをわかりやすく解説しています。